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続・白昼夢
第2章 メッセージ
年明けの1月は陽が落ちると妙に寒くなった。
私は暖房を効かせた部屋で古川のことを少し考えていた。

確かに古川と会ってセックスをしてその後、連絡が途絶えたのには傷ついた。

しかし、私は古川と会いセックスをしたことで女性としての自信を取り戻せたし、まだまだ恋愛はできるのだと思えたのだ。

その事には関して言えば古川には感謝をしていた。
そこで、私からこうメッセージを入れたのだ。

『確かに、去年の9月にあなたと会ってお互いの肌を重ねたことは私の人生のある意味、転機になったのは確かだわ…その事に関してはあなたに感謝してる。私を呪縛から解放してくれたから。今は自由になった気持ちなのよ…ありがとうね…』

私は恋人であった貴博の呪縛に深く悩んでいたのだ。
自分が貴博を死なせてしまったのだとずっと思い悩んでいた。

あれは、貴博は寿命だったのだ。
貴博が死んでしまった事は私の責任ではなかった。

それに、気づかせてくれたのは古川だった。
もう、綺麗だとか、可愛いだとか言われる事などないと思っていた。

だが、古川は私の事を嘘でも綺麗だとか可愛いと言ってくれた。
女を忘れていた私を目覚めさせてくれたのも古川だったのだ。

そのお礼を最後に伝えたかったのだ。
そんな思いを巡らせていると古川から返事が来た。

『こちらこそ、ありがとう。人の好みはそれぞれだからね(笑)』

それを読んで私は少しだけ笑ってしまう。

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