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続・白昼夢
第1章 プロローグ
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その百貨店の3階には私のお気に入りのショップが入っていた。
そこのショップでベッドマットレスを買おうと思ったのだ。
購入する前にネットで商品を調べてその商品のリンクをスマホに貼った。
ここのショップはとても人気が高く直ぐに人で溢れてごった返してしまう。
ショップのレジは開店と同時に長蛇の列ができるのだ。
それ程、ここのショップは人気が高かった。
なので、私は朝イチでショップに入ったのだ。
ショップの担当の人を呼んでもらい、ベッドマットレスを買いたい旨を伝えた。
商品のリンクを貼ってあったのでそれを見せると直ぐに在庫を確認してくれてスムーズにベッドマットレスを購入することができた。
古いベッドマットレスは無料で引き取ってくれると言う。
私はそれもショップの店員にお願いしたのだ。
新しいマットレスを買っても古いマットレスの処分にちょっとだけ悩んでいたからだ。
これで、問題も解決して後は配達日を決めるだけだった。
だが、配送がとても混んでいると言う事で、配達は12月になってからだという事になった。
私は約1か月待たなくてはならないのか。
そう思ったのだが混んでいるのだから仕方が無いと思い12月に配達してもらう様にしたのだ。
ベッドマットレスが届くまでの間、私は完全に古川の事を忘れていた。
私の心はとても穏やかで静かだった。
そして、また季節は移ろい12月になっていた。
12月の某日に待ちに待った11月に購入したベッドマットレスが届いた。
配達して貰った配達の人にベッドマットレスの設置もお願いしたのだ。
こうして、私の新しいベッドマットレスが我が家に来た。
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