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続・疼く…
第13章 見つめ直す旅
翌日の昼下がりのことだった。

主が、麻以の住むマンションに訪ねて来た。


『麻以、背中の傷は治ったか?』


『はい、御主人様…実は、うっすらと残ってしまいました…』


『そうか…すまなかったな』


『いえ、私は大丈夫です』



『麻以、少しの間、旅をしないか?』



主は、心穏やかに麻以と話がしたい、と言う。

そして、気持ちのお互いの折り合いがつけば、これからのことも話したいし、麻以の思いも聞いてみたい、と。



私はまだ、主への恐怖心が、完全に取り去られてはいない。

正直、まだ怖い。

私は、主に、正直に、今の気持ちを伝えた。


『少し、待っていただけませんか?考えたいのです。すべて整え、私を招いていただきながら、本当に、私のわがままなのですが、まだ、実は…御主人様が怖いのです…』



主は、気持ちが決まったら、葵なり、真紀なりに連絡するように。と、帰って行った。



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