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続・疼く…
第13章 見つめ直す旅
二泊目。
主と二人っきりで居ることを避けたかった私は、
『観光したいです』と、申し出た。
郷土館や土産物屋、城等を見てまわり、地の物を食し、見つけた喫茶店で、コーヒーを飲んだ。
主との会話は、SMから離れたところでは とても弾み、思い出せないくらい久しぶりに笑った。
宿に戻ると
『麻以、一緒に風呂に入ってみないか?』と誘われた。
答えを見つけ出したかった私も
『はい』と答えた。
『こんなに痕が残ってしまったんだ…』
私の背中を見た主は、申し訳なさそうに呟いた。
『御主人様、この傷痕は御主人様の心の傷になりますか?』
『麻以は、これは、私が犯した罪の「戒め」と思っています。』
私は、心底から主を思い、出した結論が「別離」だと、自分の身勝手な思い込みに気付かなかったばかりか、とても失礼な一方的なメールを送ったことで、主を深く傷つけることをしてしまった。
と、主に詫びた。
主が、私を必要としなくても、私には、主しかいない!
私は やっと、自分の素直な気持ちと心を取り戻していた。
主と二人っきりで居ることを避けたかった私は、
『観光したいです』と、申し出た。
郷土館や土産物屋、城等を見てまわり、地の物を食し、見つけた喫茶店で、コーヒーを飲んだ。
主との会話は、SMから離れたところでは とても弾み、思い出せないくらい久しぶりに笑った。
宿に戻ると
『麻以、一緒に風呂に入ってみないか?』と誘われた。
答えを見つけ出したかった私も
『はい』と答えた。
『こんなに痕が残ってしまったんだ…』
私の背中を見た主は、申し訳なさそうに呟いた。
『御主人様、この傷痕は御主人様の心の傷になりますか?』
『麻以は、これは、私が犯した罪の「戒め」と思っています。』
私は、心底から主を思い、出した結論が「別離」だと、自分の身勝手な思い込みに気付かなかったばかりか、とても失礼な一方的なメールを送ったことで、主を深く傷つけることをしてしまった。
と、主に詫びた。
主が、私を必要としなくても、私には、主しかいない!
私は やっと、自分の素直な気持ちと心を取り戻していた。