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第7章 もう…逢わない…

新幹線の中で思った。

現実って、生々しい。
生々しいのが、現実。

私の中の麻以は 空想…
非日常…


田舎の空気は涼しくて おいしい…

『県立病院まで お願いします。』


……………………………


『お母さん、来たよ。』

『寝てるんだ…』


姉の話では、肺ガンの初期。父みたいに手遅れにならないでよかった…。

姉は、結婚して、実家のそばに家を建て、義兄と息子の3人で暮らしている。