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続・疼く…
第7章 もう…逢わない…
姉は、私の仕事を気にかけ、母を看るから大丈夫だと言ってくれた。

日曜日、最終の新幹線に飛び乗り、私は 家に戻った。


翌日、あっこは私の顔を見るなり飛んできた。

『お母さんは?』


『うん、肺ガンの初期だって。また行かなきゃ…ね。母だもん』

『フルスピード、いいかな?』

『もちろん!やろう!』


仕事がパンクしたら、とか、誰かのピンチヒッター、とか 心配するどころか、「母の病気」はひどく私の心を沈ませた…


母とは よくよく喧嘩する仲だった。たぶん、どこか気性が似てるのだろう。

でも、弱気になると、母は私を恋しがり甘えてた。

きっと今回もそう。

姉に説得されたんだな…

この世に私がいるのは両親のおかげ。父は私がずっと付き添った。

母にも、そばにいてあげたいと思った。


……………………………


『御主人様、今回は行けなくなりました。ごめんなさい。』

メールにした。泣きそうだったから…


『わかったよ、じゃ、また』 返信がきた。

私は 携帯を閉じた……




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