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続・疼く…
第9章 新生麻以の誕生
翌日、あっこを呼び出し、事の次第を伝え、決心は固い、と 宣言した。


『なんか、予感?してたよ。必ず連絡してよ!』

『日にちが迫ってるし…あたし、手伝うよ。仕事はすべて、あたしが引き継ぐ。後は?』


私は、あっこに深く頭を下げた。そして、何かあったら、その時連絡する、と言った。


……………………………

異動は、叶わない。実家がますます遠くなる所へは不自然だし、寿での異動も認められない。


退職届けを提出した。会社側はいろいろ言ったが、母の事と解釈したらしく、受理してくれた。


不動産に連絡をして、退去の手続きを完了した。


家財一式は、あっこの彼が、レンタル倉庫に保管してくれることにした。


一通り、目処が立ち、封をしてある手紙を開いた。


合流地は、八重洲口、午後1時。

首輪着用、膝上の白のコート、ロングブーツ。他、着用不可。時間厳守の事。


以上だった。



『はい、御主人様。』
正座して、おでこをつけてお辞儀した。




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