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俺の瞳にうつしたいものは
第1章 1

“将来やりたいこと”っつうのは

誰でも持ってるものなのだろうか



日々の楽しみといえばバイクをふかせて風を感じることとエッチな雑誌を読むこと。

よく教師が言ってる

夢が見つかった時に
勉強しておかないと後悔するってあれ

一生見つからねえことだって、
普通にあるだろうによ



✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ 



「ちょっと〜部屋汚すぎない?」

俺の神聖な領域に入るなり、文句をつけてきたのは同級生の美咲だ。

脱ぎ散らかした衣類、飲みかけのペットボトルと菓子の袋。
エロ本の山とぐちゃぐちゃにうねったケーブルの束。

(どこに欠点があるってんだ?)

そもそもカッコよさとは不健康であるということを、女はわかっていない。

「きれいなとこでしたいんだけど」

豊満な胸を押し当てながら美咲が話しかけてくると
俺の下半身は秒で勃起する。

「俊二ってほんと性欲つよいよね」

「うるせえな…」

美咲はいい匂いをさせながらくすくす笑う。
こないだ教えてもらったが、唇がキラキラするのはグロスっていうものを塗ってるからだそうで。

女はこうやって髪を綺麗に染めたり、いい匂いをさせたり、
きらきら飾って男の性欲を刺激してくる。

けなげな生き物だと思う。
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