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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第12章 敦盛桜

そんな…兵庫県を作って居る5つの国の
摂津の国と播磨の国の国境を…
リフトで…超える事が出来る様になって居る。
『良いですよね、まったりしてて』
須磨浦山上遊園に…行くのに
3つ乗り物を乗り継いで
辿り着く感じなんだけど…、
そうまでして…上った先に
何かあるのかと言われると
いい意味で…何も無い…し…
昔懐かしの昭和レトロが…
満喫できると言えば満喫できる。
バッテリカーに乗れるエリアを抜けて
その上にある…サイクルモノレールに
乗れる…場所へと移動する。
この道中に桜の木が何本か植えてあって
満開の見頃を迎えていた。
「凄い綺麗に咲いてるね…桜…」
『ええ、須磨浦山上遊園は
紫陽花とかハマナスもあるんで
春の桜の季節以外も…楽しめるんですけどね』
「ハマナスっていつが見頃なの?」
私がそう言うとハマナスの花について
旦那さんがスマホで検索してくれて、
ハマナスはローズヒップが実るのだそうで。
お花が綺麗なのは5月の始めの頃、
赤い実が実るのが秋なのだそう。
『明日……の夜に、
下の公園の夜桜行きましょうよ…』
ライトアップをしているのは
こっちではなくて、山の下の
須磨浦公園の方で…。
こっちの魅力は…昼の明るい時間の
桜を楽しめるのが魅力で。
高い場所から咲いている桜を
見下ろして見ると言う楽しみ方も
出来るし…神戸の絶景も楽しめるし。
昭和レトロを満喫する事ができるし。
既に行列ができていた、唯一の
アトラクションである
サイクルモノレールの待機列の
最後尾に旦那さんと一緒に並んだ。
サイクルモノレールは
1人200円なので2人で400円。
しばらく待って、自分達の
順番が来て2人乗りの乗り物に
乗ってシートベルトを締める。
係員の人にシートベルトを
確認して貰って
行ってらっしゃいと見送られて
足元のペダルを漕いでスタートする。
乗り場を出発するとすぐに、
足元には須磨や垂水の街並みが見えて。
『あっちの方には、明石海峡大橋と
淡路島が見えてますね、巴』
そう彼が向こうの方に見えている
明石海峡大橋を指差して言った。

