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愛の時間 ○○連発
第60章 電車で痴漢されて

今度こそは抵抗しなきゃと思ったけれど、
思った以上に圧迫されて、ぐいぐいと体を寄せてくる男に身を動かす事ができなかった。

じわりじわりとあの時と同じように
その人は責めてきた。

美緒は、胸の中で強くなる鼓動に戸惑い始めた。

駅に着く度に一人二人と乗客が降りてしまい、
気づけば、その車両には美緒と痴漢の二人だけとなっていた。

「ねえ、知ってる?この電車、後は終点までノンストップなんだよ。
つまり、もう誰も乗ってこないから、この車両は僕と君の二人だけなんだよ」

これも何かの縁だからさ、せめて名前を教えてよ。

ずいぶんと図々しい痴漢だわと
癪に触ったけれど、なぜか美緒は「美緒と申します」とバカ正直に名乗ってしまった。

「ミオさんか…うん、いい名前だ」

痴漢は馴れ馴れしく名前で呼んできた。

名前を呼ばれると、不思議と一気に親しみがわいてくる。
美緒は恥ずかしくて、さらにうつむいてしまった。

それを尻目に痴漢の責めは、大胆にもスカートをめくりあげてショーツに手を伸ばしてきた。

ショーツ越しに指遊びをされて拒むどころか、もっと触ってほしい感覚に襲われた。

指先に濡れているのが判ったかのように
男は美緒の割れ目を擦りあげてくる。

感じてしまった美緒は「ひあっ!」と声を出してしまい、急いで口に手を当てて声を殺しました。

美緒の恥ずかしい声を聞いた痴漢は耳元で、

「電車の中で感じてるのか?いやらしい女だね」と
とてもいやらしく囁いてきた。

囁かれるとさらに美緒の体は熱くなっていき、
ショーツの湿りは増してゆく。
すると湿り始めた所を重点的に、
円を描くように擦りあげて来るではありませんか。

もう、これ以上はダメ…

おもわず抵抗するため痴漢の男の手首を握りしめたが、自分が思うような力が入らなかった。
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