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わたしの放課後
第3章 アクメの誘惑
 アクメを経験したわたし。『経験した』というよりは、今は『経験してしまった』という気持ち。『経験してしまってよかったのだろうか』とさえ。それだけ虜になっているということなのだろうと自分でも思う。あの感じは自分の指でどんなに慰めても得られたことはない。

 姉や母もこんな感覚を知っていて素知らぬ顔をしていたのかと思うとちょっと怖くもなる。いろいろ訊いてみたくなる。訊けるわけないけど。母や姉にしてもわたしがものすごく歳の離れた男の人とセックスしているなんて思ってもいないだろう。ましてやアクメの虜になっているだなんて。

 ものすごい秘密を抱えてしまったような気がしている。みんなそれぞれなにかしらの秘密はあるのだろうと思う。少なくとも母には大学生と浮気しているという秘密がある。わたしにはバレているからもう秘密ではないのかもしれないけど。だからと言ってわたしの秘密を母にわざわざ話す気にはなれない。

 「総合順位、ちょっと下がっちゃったのね」

 学校への行きがけに母に定期試験の結果を見せた。今回は英語が足を引っ張ってしまった。前回は逆だったのだけれど。英単語の暗記をあと10ページ進めておけば出題された問題も答えられたんだけど。おじさんの家から帰る電車の中で単語帳を握ったまま居眠りしてしまったから。

 「下がったって言ったって毎回これぐらいの浮き沈みはあるよ。ほかの子の点数はわからないけど、1点違うだけで何番も変わっちゃうし」
 「でも、『推薦』を取るにはもうちょっと上位にいたほうがいいんでしょ?」 
 「上位の子って、頭の構造がなんか違う感じなんだよね…。そこに食い込んでいくのって、かなり大変だと思うよ。…今日は彼、うちに来るの?」
 「わたしのこととあなたの成績とは関係ないでしょ? やあね。人の弱みに付け込んでそんなふうに逆襲するなんて」

 母は自分の浮気を否定すらしない。内緒にしてと言われてそうするとは言ったけれど、あまりあけすけにされてしまうとわたしもちょっと困る。一応『弱み』とは思ってるみたいだけど。
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