パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 アクメの秘密

　『いい？って言われても…。でも、抜けられない…そうだよね。わたしもそうなの。すごく『ヤリたい』っていう気分になってた日に『アクメ』しちゃったの。お母さんもそう？』
　『そうね。わかるわ。『シたい』じゃなくて『ヤリたい』っていう感じでしょ…』
　『”セックス”とかじゃなくて…』
　『わかるわ。”お〇んこ”…でしょ？…素敵よね、お〇んこ。わたしもあなたの好きな人に会ってみたいわ。今度紹介してね』

　母とそんな会話をする…なんてありえない妄想をしてしまう。でも『秘密』って絶対隠さなきゃ…って思う割に、誰かに話したい…って思ってしまうのが不思議。

　「女子校なんだからカレシなんかできません…じゃ、いってきます」

　辛うじてそう言って家を出た。女子校でもカレシがいるらしいなんていう噂話はしょっちゅう聞こえてくるけど。

　おじさんはどうなのだろう。奥さんがいたのだから『浮気』なのか。もういないから『浮気』ではないのか。気にするようなことではないのかもしれない。おじさんはいつも優しくわたしに接してくれているのだから。

　いつかおじさんを母に紹介することなどあるのだろうか。やっぱり、それはないと思う。ないと思うということは…結局『浮気』みたいなもの…秘密にして隠しておくことなのだろう…。

　「お勉強頑張ってね。本番では一点の差が合否を分けるかもしれないんだから」

　母がわたしに声を掛ける。そう。お勉強を頑張らなければおじさんとの関係も続けられないという気はしている。そして『アクメ』の快感も、感じるごとに深く大きいものになっていっている気もしている。一点でも高いアクメを味わいたいという気持ちでいっぱいのわたし。

　「今日も帰るのは遅い時間になると思う。ごゆっくり」

　今日もわたしはおじさんを訪ねる。より気持ちいい『アクメ』を味わうために。あ…、そうじゃない、おじさんに逢うために…。母もきっと彼氏とアクメを味わって夢中になっているのだろう。そう思ったらつい『ごゆっくり』などと付け加えてしまった。

　「まだ言ってる…」
　「あ、そんなんじゃなくって…」
　「いってらっしゃい」

　セックスのことを母にいつかは聞いてみたいと思いながら家を出た。