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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第27章 裸婦クロッキー会

20分ごとに休憩になり、講師は受講者の進捗ぶりを見てアドバイスする。
バスローブを着た洋子さんも受講者たちの絵を見て回って各々とコミュニケーションをとっていた。
講師の指導を受けている川瀬氏にも声をかけていた。
「川瀬さんはその癖が治んないねー。先生に何度も言われてるじゃん。」
洋子さんにも絵の描き方の指摘を受けていた。一応彼女も美大卒だ。
「とほほ、なかなか上達せんもんだなー。指とか本当に難しいよ。」
「これでもだいぶ良くなったから上達はしてるわよ。」
「本当かい?洋子さんに言われるとやる気がでるなー」
洋子さんが私の所にもやってきた。
「お久しぶり。相変わらずお上手ですね。」
「ありがとう。」
「でも何か以前とはタッチが違うような……女の見方が変わったかな?」
「あはは、まさか。」
「ふふっ、女の勘は当たるのよ?」
この日のクロッキー会は平穏のうちに終了した。
そして……
極秘の開催となる梨果がモデルの特別クロッキー会の時間が迫ってきた。
教室に残る講師と川瀬氏、富山氏に真田氏。
その他の受講者はこのあと何が行われるのかは知らず少しずつ帰って行った。
私は一度外に出て梨果の到着を待つことにした。
学校帰りに駅からいつもの自転車に乗ってやってくることだろう。
梨果には昨日も連絡したが電話に出ることはなかった。
(一体なにがあったんだ……梨果)
バスローブを着た洋子さんも受講者たちの絵を見て回って各々とコミュニケーションをとっていた。
講師の指導を受けている川瀬氏にも声をかけていた。
「川瀬さんはその癖が治んないねー。先生に何度も言われてるじゃん。」
洋子さんにも絵の描き方の指摘を受けていた。一応彼女も美大卒だ。
「とほほ、なかなか上達せんもんだなー。指とか本当に難しいよ。」
「これでもだいぶ良くなったから上達はしてるわよ。」
「本当かい?洋子さんに言われるとやる気がでるなー」
洋子さんが私の所にもやってきた。
「お久しぶり。相変わらずお上手ですね。」
「ありがとう。」
「でも何か以前とはタッチが違うような……女の見方が変わったかな?」
「あはは、まさか。」
「ふふっ、女の勘は当たるのよ?」
この日のクロッキー会は平穏のうちに終了した。
そして……
極秘の開催となる梨果がモデルの特別クロッキー会の時間が迫ってきた。
教室に残る講師と川瀬氏、富山氏に真田氏。
その他の受講者はこのあと何が行われるのかは知らず少しずつ帰って行った。
私は一度外に出て梨果の到着を待つことにした。
学校帰りに駅からいつもの自転車に乗ってやってくることだろう。
梨果には昨日も連絡したが電話に出ることはなかった。
(一体なにがあったんだ……梨果)

