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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第28章 中学生ヌードモデル再び

「り、梨果……」
車を降りた梨果と田村氏が施設入口のあるこちらに歩いてきた。
梨果に会うのは二週間ぶりだった。
冬の制服に身を包んだ梨果にはいつもの笑顔はなく、俯き加減で歩いていた。泣いた後のような目をしていた。
(なにか様子がおかしい。まさか……)
「やぁキミ、外で何をしているんだい?」
田村氏は私を見つけると声をかけてきた。
「こんばんは、少し外の空気を吸いに……」
「ははは、洋子さんに精気を吸われましたか?そろそろ特別クロッキー会の時間ですよ。“ヌードモデル”もこうして連れてきたしね、では“梨果”行こうか。」
「……はい。」
(梨果を呼び捨てだと…?)
田村氏と梨果は施設内に入って行った。
私も後を追い教室に向かった。
二階に上がる梨果の足取りは重そうだった。
教室の扉の前に着くと梨果は立ち止まってしまった。表情はなく目も光彩を失っていた。
「どうしたんだい?はやく入りなさい。」
8月のトラウマが蘇ったか、梨果は教室の前で足を止め中に入ろうとしなかった。
田村氏が扉を開け梨果の背中を押し無理に教室内に入れた。
(梨果に手を触れやがって…!)
教室内に待ちわびていた4人の男たちが一斉に梨果に視線を注ぐ。
最後に私が教室に入り扉を閉めた。
車を降りた梨果と田村氏が施設入口のあるこちらに歩いてきた。
梨果に会うのは二週間ぶりだった。
冬の制服に身を包んだ梨果にはいつもの笑顔はなく、俯き加減で歩いていた。泣いた後のような目をしていた。
(なにか様子がおかしい。まさか……)
「やぁキミ、外で何をしているんだい?」
田村氏は私を見つけると声をかけてきた。
「こんばんは、少し外の空気を吸いに……」
「ははは、洋子さんに精気を吸われましたか?そろそろ特別クロッキー会の時間ですよ。“ヌードモデル”もこうして連れてきたしね、では“梨果”行こうか。」
「……はい。」
(梨果を呼び捨てだと…?)
田村氏と梨果は施設内に入って行った。
私も後を追い教室に向かった。
二階に上がる梨果の足取りは重そうだった。
教室の扉の前に着くと梨果は立ち止まってしまった。表情はなく目も光彩を失っていた。
「どうしたんだい?はやく入りなさい。」
8月のトラウマが蘇ったか、梨果は教室の前で足を止め中に入ろうとしなかった。
田村氏が扉を開け梨果の背中を押し無理に教室内に入れた。
(梨果に手を触れやがって…!)
教室内に待ちわびていた4人の男たちが一斉に梨果に視線を注ぐ。
最後に私が教室に入り扉を閉めた。

