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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第30章 特別クロッキー会②
「うわーエロいなー。なるほど全裸とは違ったエロさがあるね。」

と真田氏が唸る。

「そうそう、リボンリボン。この赤い差し色が肝なんだ。」

富山氏はブレザーの上に置かれた学校指定のエンジ色のリボンを手に取ると寝そべる梨果の傍らに無造作に置いた。

「これで私のお薦めポーズの出来上がりです。」

富山氏の創作したポーズはまるでレイプされた女子中学生の姿のようだった。
諦めたような虚ろな目と震えた身体がそれらしさを増長していた。

ブラウスから乳房が片方だけはだけ、大きくスカートが捲れて性器が丸出しになっている。
靴下は片方脱がされ、剥ぎ取られたようなリボンは傍らに無造作に転がっている。
そんな情景だった。

「しかもこれAVみたいなニセモノ中高生じゃないんだよ。ホンモノの現役女子中学生なんだよな……しかも憧れの桐邦学園の制服…たまらないよ…本当にレイプしたい…」

富山氏は自分の“作品”にご満悦のようだった。

「ほー凝ってるねー。なるほど、こういう趣味の世界があるのね。」

川瀬氏はあまり理解できていないようだが感嘆はしていた。

「ではちょっとポージングに時間が押したので、これからすみませんが15分でスケッチお願いします。」

講師が時間を計る。

「この複雑な構図を15分でか…」

「写真撮りてー。梨果ちゃん写真モデルもやらない?」

「いいねー!撮ったら俺にもくれ。」

「今日は撮影禁止の約束だろー」

私は急いでスケッチブックに梨果のあられもない姿を描いた。
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