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第82章 かせーほーけーって？！

コンコンコン

ドアをノックして梨果がやってきた。パジャマに着替えてカーディガンを羽織っていた。

(可愛い……)

抱き締めて口づけをする。

「おじさん、あのね。」

「はいはい、おじさんは仮性包茎だよ。」

「えっ？そうじゃなくてお父さんの様子の事なんだけど……」

「え？ああ、絵画教室の存続もだけど、それより健康面が心配だね。どういう生活習慣かわからないけどあの老け込み方は異常だよ。」

「そうなんだ……お母さんもいないからね。お父さん自分じゃ何もできないから……」

「お母さんの様子は？」

「携帯に何度かかけたけど出ないの。」

「そっか……」

「ご飯でも作りに行ってあげよううかな……」

「うん。それはいいかもしれないね。」