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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第83章 父親との再会

それから一週間後……
梨果の父親が娘と会談するためにうちに訪問してくることになった。
接触禁止が解除されて以来、2人が会うのは初めての事となる。
ピンポーン♪
私が玄関に出て対応する。
ガラカラガラ
「先生、こんにちは。」
そう、私個人としては梨果の父親は絵画教室の先生なのだ。
「こんにちは。本日はお招きありがとうございます。」
「いえ、どうぞお上がりください。」
「失礼いたします。」
梨果の待つ居間に通す。
「梨果、いらしたよ。」
「あぁ、梨果。しばらくだね……」
「お父さん……?」
半年振りに再会し、老け込んでやつれた父親に驚いている様子だった。
「梨果、その節は済まなかった。許される事ではないが謝らせておくれ。」
畳にひれ伏し謝罪する父親。娘は黙ってその姿を見ていた。
「先生、梨果さんは絵画教室のために再び協力しようとしてくれています。いかがですか?」
「有り難いですが娘を裏切った私からは何とも言えません……」
「……」
「……私としてはもう教室を畳んでもいいと思っておったのです。私一人なら大学の非常勤講師の収入だけで何とかなりますし。ただ受講生のみなさん、それに貴方を含め富山さんや真田さんの惜しむ声をお聞きすると続けてもいいのかなと。」
「ていうか、結局やるの?やらないの?」
梨果がぞんざいに父親へ問いかける。
「……続けたい。もっと沢山の人に絵の楽しさを知ってもらいたい。」
「わかった。あの時の事は許すつもりはないけど、お父さんは何があってもお父さんだから協力はするよ。」
「梨果……ありがとう。」
梨果の父親が娘と会談するためにうちに訪問してくることになった。
接触禁止が解除されて以来、2人が会うのは初めての事となる。
ピンポーン♪
私が玄関に出て対応する。
ガラカラガラ
「先生、こんにちは。」
そう、私個人としては梨果の父親は絵画教室の先生なのだ。
「こんにちは。本日はお招きありがとうございます。」
「いえ、どうぞお上がりください。」
「失礼いたします。」
梨果の待つ居間に通す。
「梨果、いらしたよ。」
「あぁ、梨果。しばらくだね……」
「お父さん……?」
半年振りに再会し、老け込んでやつれた父親に驚いている様子だった。
「梨果、その節は済まなかった。許される事ではないが謝らせておくれ。」
畳にひれ伏し謝罪する父親。娘は黙ってその姿を見ていた。
「先生、梨果さんは絵画教室のために再び協力しようとしてくれています。いかがですか?」
「有り難いですが娘を裏切った私からは何とも言えません……」
「……」
「……私としてはもう教室を畳んでもいいと思っておったのです。私一人なら大学の非常勤講師の収入だけで何とかなりますし。ただ受講生のみなさん、それに貴方を含め富山さんや真田さんの惜しむ声をお聞きすると続けてもいいのかなと。」
「ていうか、結局やるの?やらないの?」
梨果がぞんざいに父親へ問いかける。
「……続けたい。もっと沢山の人に絵の楽しさを知ってもらいたい。」
「わかった。あの時の事は許すつもりはないけど、お父さんは何があってもお父さんだから協力はするよ。」
「梨果……ありがとう。」

