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第83章 父親との再会

帰宅し友也がクロッキー教室の告知データの仕上げをする。私と梨果はそれを見守る。

“4月28日(日)14:00受付 新宿カルチャーセンター創作室 事前申込み先着30名 参加費5,000円 画材は各自お持ちください”

詳細を入れて最後にモデルの写真データを貼り付ける。たくさん撮っただけに厳選した可愛い梨果が微笑んでいる。

“モデル 中学生CMタレントRika ”

「こんな感じでいい？」

「いいんじゃないか？」

「私タレントじゃないけどね。」

「細かいことは気にしない。」

「てか友也くーん、真田さんに説教しておきながら自分のパソコンには私のエッチな画像保存してあるんだねー」

「わわわー！バレた！」

「ねえ、私のエッチな画像でナニするのー？」

「な、何もしないよ！」

「「ダウトー！」」

「父さんまで！？勘弁してよー！」

あはははははは……

簡単にバレる友也も詰めが甘い。その辺まだまだ中学生だ。

「わ、わかったよ……消すよ。」

「ううん、そういうことじゃなくって見たければいつでも生で見せてあげるのにと思ったの。」

「……梨果さん、男に軽々しくそう言うこと言っちゃダメだよ。」

「え？見たくないの？」

「……み、見たいです。」

「ああー！奏音に言いつけてやろー！」

「ぎゃーー！やめて！」

「あーあ……お兄ちゃん頑張れー」

すっかりからかわれキャラが定着したお兄ちゃん。

「もう！完成したからサッサとアップロードするよ！」

「いよいよだな。」

「いけ友也くん！」

「ポチッとな。」

複数の美術系の画像掲示板に作った告知を掲載した。

「インターネットもなかなか便利だな。」

「「え？」」

「ん？」