パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第98章 受賞のお知らせ

食事の片付けを終え、梨果を迎えに行くことにする。
梨果の自転車に乗って講師の家を目指す。外はすっかり暗くなっていたのでライトを点ける。


講師の家の前まで着くと、ちょうど梨果が玄関から出てくる所だった。父親に振り返りにこやかに手を振っていた。
そんな梨果の表情を見るに今回も無事に済んだことを察して安心する。

「梨果。」

「きゃあ！変質者？！」

「おい……」

「なんだおじさんかーびっくりしたー。迎えに来てくれたの？」

「変質者に間違われるくらいならいっそイタズラしとけばよかったな。」

「あははーいいよー」

「ふふふ……」

嫉妬でイライラしていたが、梨果に会うと彼女の笑顔に癒される。

「２人乗りしよ。」

「はいよ。」

今度は私が自転車を漕いで梨果が荷台に乗る。

「風が気持ちいい。」

「……大丈夫だった？」

「うん……大丈夫だよ。」

「……そか。」