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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第101章 父の裸婦画
「しかしはっや!あれから30分経ってないんだけど。」

「いや、電話したら2人ともすぐ行くと言われたから……」

「おじさんたちどれだけ暇人なのよ……」

「いや全然暇じゃなかったよ、お客さん来てたし。」

「俺だって雑誌関係の仕事が忙しい時期にわざわざ時間を作って来たんだよ。」

「ああさよですか……それはそれはお忙しいところすみませんでしたー」


「それで、先生の作品とは?」

「え、ええ……こちらなのですが……」

父が再び布を掛けた絵の前に男性3人を案内する。

「大きいですね。」

「梨果ちゃんはもう見たのかい?」

「うん、さっき見ました……」

「いいですか?では、参ります……」

「うぅ……なんか恥ずかしい。」

父がキャンバスに掛けた布を外した。

「おおっ……!」

「ううっ……!これは……!」

「……!」

おじさんトリオは各々オーバーなリアクションを取っていた。

「なんなんですか、そのリアクションは。」

「………出ちゃうかと思った。」

「富山さん。それ絵ですからね。」

「いやーその気持ち解る。梨果ちゃんの裸を始めて見たときの感動が再現されたよ。これは梨果ちゃんそのものですね、先生。さすがです。」

真田さんがそう言いしみじみ絵の私を眺めている。

(真面目な顔をしてるけど手で股間を抑えてる……)

「……確かにそのものですね。」

おじさんもそう呟いた。裸を曝したここにいる4人の男性の中でも特に私の身体を知り尽くしたおじさんが言うのだからそうなのだと思う。
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