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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第101章 父の裸婦画
「それでお父さんがこの作品を出展したいと言うのだけど……」

「ええっ?!」

「いやこれ……あまりにも写実的で中学生の梨果ちゃんそのものでまずいのでは?」

驚く真田さん富山さん。

「あんたはどう思うよ?」

そして皆がおじさんの顔色を伺う。

「いいと思います。」

「えっ……」

皆が意外そうな顔をしてそう言うおじさんを見ていた。

「いいのかい?」

「ええ、そもそも私がどうこう言える立場じゃないですしね。」

「実質今はあんたが梨果ちゃんの保護者だろ?あと河海塾は大丈夫なのかね。」

「そうですね、河海塾には確認を取っておかないとですね。」

「ええっ!本当に本当に出展しちゃうの?」

なんだか本当に出展されそうな流れで恐くなる私。

「だめかな?梨果。」

父が私に訊ねる。

「恥ずかしいよ……」

応える私。

「恥ずかしいのは嫌だっけ?」

おじさんがそう言い私に微笑む。

「あっ……」

(恥ずかしいことが嫌……?)

私をモデルにしたエッチな小説で賞を取る。そして私をモデルにした裸婦画を出展させる。

(なるほど……おじさんが言いたいのはそういう事か……)

「お父さん、これ、出展していいよ。」

私の裸婦画が出展されることになった。
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