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第118章 海だョ！全員集合

「おーい、おいてくぞー！」

真田氏が先頭を歩く。
駐車場から砂浜に降りると灼熱地獄だ。

(あ、暑い……)


「いらっしゃい！海の家１人2,000円で温水シャワーにコインロッカー無料だよ！」

たくさん立ち並ぶ海の家から客を得ようと声を掛けられうっとおしい。しかしその前のビーチに陣取るにはこうした海の家に“所場代”を払わないと何かと面倒なのだ。

「じゃあ8人お願いします。」

「はいよ！8名様ご案内！更衣室は奥ね！」

「着替えよ着替えよ！」

３人娘は早速更衣室へと入って行った。

「美幸さんも水着になるの？」

「もちろん！そのために来たんですから。」

そう言い微笑みを残して美幸も３人娘を追って更衣室に入って行った。

(うはぁ、今日はいい日だ……)

「うはぁ、今日はなんていい日なんだ……」

友也は私と同じ思いを声に出していた。


「16,000円ね！」

海の家のおっちゃんに請求される。多人数だけに結構な額だ。

「カードで。」

「あ？お客さんウチは現ナマオンリーだよ。」

「はぁ……」

ブラックカードはここでは無効だった。