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新たに選ばれし者たちへのレクイエム
第1章 総司と一 ※
総司に背中を支えられて、私は半身を起こした。一が赤い包み紙から玉薬を取り出して私に含ませた。
水を入れたお湯呑みを取ろうとすると、一瞬早く総司が水を口に含んでしまった。
(え……?)
戸惑う私の顎を掴むと、総司は私と唇を合わせた。
「……んん」
抵抗する間もなく、玉薬を喉に押し込まれた。総司の舌が口内を激しく暴れ回る。
息ができない。顔を背けたいが、うまくいかない。
「ふぅ……あ……ん」
私は喘いだ。
ひたすら私の唇を貪る総司の襟首を一が後ろから掴んだ。
「そのくらいにしておけ。菫が苦しがってる」
ペロッと舌を出して、私から離れる総司。
解放された私は大きく息を吸った。
(窒息するかと思った……)
桜田門外の変の襲撃の際、私を救ってくれたのは一と総司だ。それ以来、私は二人に同時に愛されたり、取り合ったりされている。
口付けも初めてではないが、未だに慣れない。
唇を犯される時ですら、このように切ないのだ。体を貪られたら、私はどうなってしまうのか?
「菫、薬が効いてくるゆえ一眠りするが良い。明日から忙しくなるぞ」
一に言われるがまま、私は目を閉じた。
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