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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー

自分も後ろから押されているのだと言いたいのかもしれないが、どう考えても意図的だった。振り返って狼藉者を確認したくとも、ドアが目前に迫っており、ホームとの境を踏み外して転んでは一大事だから、真璃沙はまずは降りることを優先した。
「んっ!」
まさにドアを跨ごうとしたとき、ヒップをつかまれた。
絶対に勘違いではない、明らかに、五指を開いた人間の手だった。
ホームを数歩小走りをして逃れ、後ろを振り返ると……、あの男も降りてきて、何食わぬ顔で階段へ向けて歩もうとしているところだった。
横から下半身を見た、気色悪かった画が頭をよぎる。
突ついていたモノ……、考えたくはなかったが、符合する。
最後にヒップを鷲掴みにした手つきは、デニムパンツ越しとはいえ、ネチッこく、そして遠慮がなかった。触りたいから触ってやろう──感触を思い出すと、手のひらの形に糜爛してしまうような錯覚が起こる。
もう自分は専業モデル、この体は商売道具だ。キモ中年が気安く触ることができるものではないし、ましてや、汚らしいモノを当てていいものではない──
真璃沙はミュールを鳴らして駆け出した。
人を追い抜く際に肩とぶつかっても謝ることなく、男の背中に追いつくと、腕を伸ばして、ジャケットの襟首を思い切り引っ張った。
「オッサン!!」
真璃沙は激昂に駆られるまま、驚いて振り向く男へ喰ってかかっていった。
「んっ!」
まさにドアを跨ごうとしたとき、ヒップをつかまれた。
絶対に勘違いではない、明らかに、五指を開いた人間の手だった。
ホームを数歩小走りをして逃れ、後ろを振り返ると……、あの男も降りてきて、何食わぬ顔で階段へ向けて歩もうとしているところだった。
横から下半身を見た、気色悪かった画が頭をよぎる。
突ついていたモノ……、考えたくはなかったが、符合する。
最後にヒップを鷲掴みにした手つきは、デニムパンツ越しとはいえ、ネチッこく、そして遠慮がなかった。触りたいから触ってやろう──感触を思い出すと、手のひらの形に糜爛してしまうような錯覚が起こる。
もう自分は専業モデル、この体は商売道具だ。キモ中年が気安く触ることができるものではないし、ましてや、汚らしいモノを当てていいものではない──
真璃沙はミュールを鳴らして駆け出した。
人を追い抜く際に肩とぶつかっても謝ることなく、男の背中に追いつくと、腕を伸ばして、ジャケットの襟首を思い切り引っ張った。
「オッサン!!」
真璃沙は激昂に駆られるまま、驚いて振り向く男へ喰ってかかっていった。

