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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人
「……来いっ! 裏切者には、とことん、俺のチ×ポわからせてやる……」
「いや……、……いや……ユ、ユウキ……、やめ……」
「来いっ、ションベン女っ! お前がずっと俺のこと心の中で小馬鹿にしてたのは知ってんだっ。……自分はビッチのくせに……お前の立場ってもんをわからせてやるっ。自分でビッチだって言ってただろっ! ビッチはビッチらしく、俺のための牝穴になるんだよっ!!」
「や……、……やーっ!! やだっ、ここ……、ここにいるっ……! ……ああ、ね、だ、誰か……、いやぁっ!!」

 ニットが伸び千切れそうなほど引っ張られて、汐里は廊下へと引きずられていった。


   *   *   *


 ──下裸の男がよたよたと部屋に入ってきた時、咄嗟に涼子は顔を伏せた。「あ、カレシだ」と呟く真璃沙の声。やはり、須賀に間違いない。

 しかし、全身から憎悪の煙霧を立ち昇らせた須賀は、カウチソファにいる上級管理職のことは全く無視をして、土橋の肉棒に顔を捧げている恋人のもとへと吸い寄せられていった。

 修羅場や愛憎劇といった、どんな言葉でも概括できないような地獄が汐里に訪れたことは、趨勢を見守っていればわかった。引きずられていく汐里を平然と見送っていることから、土橋自身が望んで、汐里を須賀に引き渡したのだ、と震慄していると、

「邪魔が入った。出し損ねた」

 全裸のまま作為的な苦笑をして、土橋は涼子たちのもとへと近づいてきた。股間では、腹の丸みに沿うほどに肉幹が反り返っており、一歩踏み出すごとに撓っている。その尖端では巨きな亀頭が傘をいっぱいに開いていて、一週間ぶりの噴射を待ち望んでいるかのように見えた。

「次は……」
「あいっ! アタシッ」

 あれだけ凄惨な破滅を見せられても、真璃沙はあっけらかんと、まっすぐに腕を上げて立候補した。

「真璃沙か?」
「うん、そー。アタシで思いっきりぶちまけちゃおうよ。一週間、溜めてんでしょ? あーもう、めっちゃ楽しみー。息できるかな」

 茶化してはいるものの、持ち前のスラリとした肢体をソファに預け、小麦色を輝かせる十代の肌を露わにした脚を組み、ぶるりと背を震わせて見せたその様は、強がりや背伸びではなく、本気で、土橋を惑溺させようという気概に満ち溢れていた。
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