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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー


 耳を塞ぎたい言葉だった。

 忌まわしい三文字。
 頭に浮かんだとしても即座に封印されるべき、決して音韻として連ねてはならない言葉だ。

「うぐっ……!」

 ズボンから取り出されたモノが、顎の先に伸び上がっていた。見たことのない形をした牡の突起が、テーブルの天面を照らすために埋められているライトを背後から受け、不気味に縁取られている。土橋が口にした三文字が、決して虚偽ではないことを証言するかのように漲り、加えて、その黒影の境界からゆらゆらとかげろうているかというほどの、毒じみた臭気を発していた。

「ひっ……」
 カットソーの腰骨の上あたりが摘まれ、裾がウエストから引き出されると反射的に腕を下げようとするが、肘が少し曲がっただけで、それ以上は両の手首に痛みが走った。「……ど、どうしてこんなことするのよっ!」

 理由を問うたところで意味はない。
 だが、何もしないわけにはいかなかった。

「どうして? 理由は二つです」
 土橋は摘んだ布地を引きつつ平然と、「ひとつは、この前お会いした時に言われたことが我慢できないからです。俺、メンタルで休職してるんですよ? そんな俺に向かって、いくらなんでもナニサマじゃないですか?」

 おもむろに捲りながら、恨みがましく言ってくる。自らの胸乳が妨げとなって視認できないが、柔らかなコットン生地の擦れ心地から、裾が鳩尾近くにまで引かれていることは間違いなかった。

「そ、それは……」
「何を言ったかも憶えてらっしゃいませんか? ……A vile man looking at boobs first shouldn't be cheeky.」
「う、……そんなこと言ったかしら」

 土橋の言うとおり、憶えていなかった。多忙なところにプリンシパルの下らない呼び出しで、イライラしていたことは憶えている。そこへ、この男から何か小賢しいことを言われたのだろう、汚い語用だが、自分ならば口を衝きかねなかった。

「おっしゃいましたよ」
 土橋が身を屈めてきて、「……Oh sorry, I'm such a vile man.」
「んっ……」

 単語通りの手つきの悍ましさに身を撚じると、腰の素肌が冷たい天板に触れた。
 これ以上は、許してはならない──
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