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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー
「うっ……、だって……」
「レズの『タチ』役に目覚めたのか?」
「ちっ、ちがいますっ。……だって、いっぱい、舐めてるから、口の中が、ずっと……」
「なんだ。ザーメン味わってるだけで、この濡らしっぷりか」
「そ、そうです……こんな、……こんな人として、ヤラしくなんか……、なりませんっ!」
「……きゃうっ!!」

 汐里は中指と親指の爪先を乳輪に突き立てた。興味深い発言だったが、黙秘を忘れて可愛らしい声を上げてしまった涼子のほうに、保彦はより強く興味を惹かれた。バスト周りは汐里に任せ、下半身のほうへと移動する。黒のストッキングに包まれた長い脚は、内股気味にピッタリと閉じられていた。

「さて、そろそろディレクターがどんなアソコをしてるか、拝見させていただきましょうか」
「ンッ……」

 更に、きつく閉じられる。

 膝頭を出して乱れていた裾を捲っていくのも、タイトなスカートではないので片手で十分で、

「ちょっとどけ。顔が見えない」

 耳下まで飛んでいた白濁を舐めていた汐里の襟首を引いてどかせると、涼子は保彦から逆側へと首を捻っていた。

 忿辱ぶりを窺うのなら、横顔でも充分である。

 スカートを手繰っていくと、ブラジャーがそうだったから当然の、黒のショーツが顔を出した。ストッキングの濃地に包まれた下着は輪郭しか窺い知れなかったが、デザインや形がどうだというよりも、それが貼り付く下肢全体の秀麗さに目を奪われた。

 付け根からつま先までが顕出した脚は長く、真っ直ぐに伸ばされればさぞ壮麗だろう。そしてその長さによって不格好とならないだけで、太ももには相当量の熟れ肉が纏わされている。

 涼子は、黙っていた。

 「見るな」だとか、そんなありきたりな罵声を吐くような女ではないし、この下肢をもってすれば、堂々と見せつけられたなら、却って恐縮させられたかもしれない。

 この居丈高な女が禁じたいのは、そうではあるまい。
 太ももが潰れんばかりに密閉された狭間が、如実に物語っている。

「ディレクターも、もう濡らしてるんですか?」

 下肢丸出しの姿を嘲弄することなく、ストレートに訊いてみた。
 涼子は息を呑むも、何も答えなかった。

 それが答えだろう。
 涼子が叫びたい言葉は、「触るな」、だ──
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