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第2章 初めての自慰

その一方で、SEXを誰かに見られたり、複数の男性とSEXをすることで、感じている女性の表情を見て、身体が反応する自分に気が付いた実雅子。それと、アダルト動画の男性たちの激しい動き。そして、女性に対する激しい言葉遣い。最初は驚きしかなかったけど、それに反応して恥じらいながら、応える女性たち。その激しい言葉を聞いているうちに、自分に言われているような気持になった実雅子。そして、男性たちの激しい動きのSEXを自分がされているように感じ始めてしまった実雅子。

ああ、あんな激しくされたら、アダルト動画の女性のように激しく、私も感じるのかしら？目の前のモニターに映し出される女性の表情を見ながら思う実雅子。ヘッドホンから聞こえる女性の喘ぐ声。そして、淫らで下品な声。そんな言葉を口にしたことはない実雅子には、その一言、一言が衝撃の繰り返しでした。そして、そのような言葉を言うように求める男性の下品な言葉の数々。

夫とのSEXではほぼ無言だった夫。私も出そうになる声を押し殺していた。でも、アダルト動画の男性も女性もよく話す。ドラマのような設定だから敢えて話すのかもしれないとも思ったけど、感情が伝わるのは確か。言葉の応酬というか、言葉のキャッチボールで、互いに確かめ合い、燃え上がっているという風に思えるアダルト動画の男性と女性の会話。

少なくとも、アダルト動画の男性が放つ言葉を聞いて、アダルト動画の女性が示す反応と同じように反応してしまう実雅子。気が付けば、座っていた椅子の革の座面を濡らすほど、愛液が溢れていた実雅子。