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第8章 情報分析会議

ステーキハウスで作成したグループLINEに、清香と咲和から聞いた情報を書き込んだ。長文だったからか、既読が付いたが、しばらく返事はなかった。

1時間ほどして、重村から返信が来た。

「関君。やり手だね。感心するしかないよ。どうだろう？明日の昼、どこかでランチを食べながら、情報を分析してみようじゃないか？」

そして、続いて、反町からも、

「関君。ありがとう。これだけの情報を得るには、苦労されたと思います。感謝しております。重村さんの提案、いいですね。これだけ情報があると、作戦を考えやすいです」

と、返信が来た。斎田からも、

「関さん、ありがとうございます。私は明日は品出しだけですから12時で終わりです」

と、返信が来て、

「では、明日も、ホームセンターの駐車場に集合だ」

と、重村が書き込み、決定された情報分析会議。



翌日の11時半には、重村、反町、関が、斎田の働くホームセンターの駐車場、というか、あの女性と初対面となったホームセンターの駐車場に集まった。

斎田も駐車場に出てきて、カートを片付けながら、

「これを片付けたら、上がります」

とだけ、伝えて、そそくさとカートとカゴを運んで行った。重村が、

「ま、待ちながら話そうか。関君、凄腕だね。ハウスメーカーの営業より探偵の方が天職なんじゃないか？」

と、笑いながら話すと、

「そうですね。何より、俊敏ですよ。昨日の今日で、聞き込み成功で、あれだけの情報を掴むのですから」

と、反町も感心しきりだった。

「今日は、僕が担当だからね。〇〇〇〇〇〇ホテルのランチを予約しておいたよ」

反町が話した。重村は、それくらいだろうなと、頷いていたが、関はびっくりした。生活のランクが違う。ランチは1,000円まで。できれば、700円くらいに抑えたいという関。戸惑ったが、

「驚くことはない。これから狙う獲物は、もっと高級だよ」

と、笑う反町。そして、重村。

時計が12：00になると同時に、ホームセンターの建物から出てきた斎田。移動は、反町のボルボ XC90。

「この後ろにあの女性を乗せて走りたいものですな」

と、笑う重村。

「そうありたいものです」

と、答える反町。