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第8章 情報分析会議

　　　　昨日、咲和は「ゴルフが趣味」としか言わなかった。
　　　　歯科医の旦那の趣味の可能性が高いが。
　　　　〇〇女学院大学出身の御嬢様となると、ゴルフも嗜みの内かもしれない。

「〇〇女学院大学出身だと、どうなのでしょう？ゴルフを学生時代から嗜んでいた可能性は？」

と、関が聞くと、反町が、

「どうだろう？全員がしているとは思えないし、一部だろうが。中学高校から〇〇女学院だと、勉強が忙しいから、ゴルフの練習をしている時間的余裕はなさそうに思えるが」

と、話した。

「岡山県出身だと聞いていますが」

と、関が聞くと、

「中学高校が岡山なら、ゴルフの練習をする時間はあったかもしれないが、岡山の県立高校から〇〇女学院大学へ進学となると、国公立なら上位3校くらいでないと難しいかもね」

と、反町が話した。

「というより、岡山は中学生、高校生がゴルフの練習をする文化があるかどうかも気になるが」

と、若干、岡山を馬鹿にしている風な重村。

「ま、家庭によるでしょう。親がしているかどうか、その辺りも大きいですからね」

と、反町が話すと、

「旦那の家系は、代々、歯科医だそうです」

と、関が補足すると、

「旦那の家系はゴルフはしているだろう。何科の医師でもゴルフはするからね」

と、話した反町。

「旦那の影響かもしれないな。となると、旦那がどこのゴルフ練習場に通っていたかだが」

と、話し始めた重村。

「異を唱えるわけではないですが、聞いた話では、あの女性の身体は相当、引き締まっているそうです。ゴルフ歴が古い可能性はありませんか。そんなゴルフを始めて一朝一夕に、引き締まったボディにありますか？」

と、関が聞いた。

「それもそうだな。歴が長いとなると、中学高校時代からの可能性もあるし、少なくとも大学時代にはしていた可能性が高くなるな」

と、重村が答えた。

「〇〇女学院大学の近くのゴルフ練習場と言えば、アウトドアのゴルフ練習場は、〇ヶ原しかないな。インドアだと、数があってわからなくなるが」

と、反町が話した。