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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第9章 実雅子の日常
「勇気が湧いてきた」とは違うけど、ネットで購入したVネックのニットミニワンピース。色は好きな「ボルドー」と「ネイビー」、「ダークグリーン」。

二十歳代の頃は、パステルカラーが好きだった実雅子。それが、なぜか、この頃から、濃色が好きになり、ブラジャーやショーツ、キャミソール、スリップ、ガーターベルトなども、新しく買いそろえていった。

自覚があったかどうかはわからないが、実雅子は、下着の色で『大人の女』を演出しようとしていたのかもしれない。夫に振り向いて欲しい一心だったのか、それとも、夫以外のだれかに『女』と認められたかったからなのか。それは、本人にしかわからない。もしかしたら、実雅子本人も、そこまで意識していなかった可能性もある。

家事を10時までに終えると、出かけるようになった実雅子。ホームセンターとニトリで味をしめたというわけではないが、カフェでコーヒーを飲むときも、ガラス張りの外向きのカウンターテーブルのハイチェアに座り、ガラスの向こう側にある庭を通行する男性が驚く顔を眺めては、素知らぬふりで、悦に浸っていた。

なかには庭に置かれたアイアンのガーデンベンチにテイクアウトしたコーヒーを片手に座りながら、視線をくれる中年男性の姿もあった。

カフェでも男性の店員は、レジで会計をする際も、視線が一瞬、実雅子の胸元で止まり、目が泳ぐ。そして、慌てて、

「ご注文はいかがされますか?」

と、言ったもののアタフタしていた。ワザと、

「カップサイズは?」

と、聞くと、

「カ、カップサイズは、Short、Tall、Grande、Ventiとありますが」

と、言いながらカップを並べる男性の店員。そして、なぜか、並べた後、その視線は、実雅子の胸に注がれていた。

「Grandeで」

実雅子が答えると、

「Gカップですね」

と、言って、慌てて、

「Grandeですね」

と、言い直した男性の店員。横にいた女性の店員に睨まれて、困った顔の男性の店員。
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