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第2章 初めての自慰

「夫公認！ 私の妻を満足させてください」というタイトルが気になった。これって、夫が妻としないで、妻を満足させてくれという内容。

どうすれば、そうなるの？妻を満足させるということは、私たち夫婦に置き換えれば、夫は子供を作る予定の無いSEXは非生産的だと否定しているけど、私はSEXをしたいと思っている。実雅子はそう思うと、この動画には私を満足させてくれる何かがあるように思えた。

初めて見るアダルト動画。実雅子は恐る恐る▶を押して動画を視聴しました。

スレンダーな綺麗な女性と、同じくスレンダーな妖艶な女性の夫以外の男性とのSEX。微かな抵抗や葛藤。そして、欲求不満を解放していく女性の姿。頬を染めて、恥じらう様子。多分、自分がこの立場でも、同じかもしれないと思った実雅子。細やかな抵抗はするかもしれない。葛藤もあるだろう。でも、これから見知らぬ男であれ、抱かれ、SEXができるとなれば、心は兎も角、身体を解放する選択はあり得るように思えた。

なにより、登場する女性たちの表情に心が動いた。自分のSEXを見たことはない実雅子。他人のSEXを見るのも初めてだった。それでも、登場する女性がSEXで気持ちよくなれていることは伝わってきた。愛情がなくても、身体は感じる。

アダルト動画に出てくる女性と男性は恋愛関係ではないし、当然、男女の感情も愛情もない。単なるビジネスで撮影に応じているということはわかっていた実雅子。それでも、演技ではなく感じていることは強く伝わってきた映像。