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妻が出会い系にいた
第1章 妻が出会い系にいた
何だか面倒くさくなってきたが、そうも言ってられない。
腹が立った私は、いきなりの長文になってしまった。

私―――――――――――――――――――――――――――――――
簡単に会う女性ですか?
ぼくは、その人次第だと思います。
その日の気分で、後腐れのないワンナイト・ラブを楽しみたいという女性の気持ちも、よく分かりますし、飲み会の後にちょっぴり寂しい、酔った良い気分でゆきずりの情事をしてしまう女性も否定しません。
また、メールで会話を重ねながら、お互いの関係を深めていくことも、サイトの楽しみでしょう。
そういった、男女の交際も確かにあると思います。
このサイトにいるからには、それぞれ目的があるか、あるいは日常ではない、日常では経験ができない何かを求めている男女だと思います。
あなたは、どう思われますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

とかなんとか、メール文がくどくなってしまった。
送信した後で、ふと我に返って思った。
この語り、私のいつものくどい口調になっている。
マズい…
妻に気づかれないかとヒヤヒヤだ。

妻―――――――――――――――――――――――――――――――
そうですね。
――――――――――――――――――――――――――――――――

妻からは、短い返信。
しまった。
熱い語りに引かれてしまった。

その後も、なぜかメールのやりとりがかみ合わない。
そのうち、一日一通が、2~3日に一通となって、メールが途切れてしまった。

こうやって、私と妻のメル友のやりとりは、破綻した。
私の調査も、上手くいかなかった。

私は再び、便座に座りながら頭を抱えてしまった。
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