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妻が出会い系にいた
第1章 妻が出会い系にいた
ちょっとせっかちすぎた。
私は反省した。

もう一度、妻にアプローチしてみよう。
北海道の男はやめにした。
やはり、北海道の男はダメだ。

今度は九州の男になろう。
プロフィールを書き換えて、メールを送信した。

私―――――――――――――――――――――――――――――――
福岡県に住んでいますが、会社の出張で月に一回ほど、そちらの地方に行きます。
その時、お会いできますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

おっし!
返事が来た。

妻―――――――――――――――――――――――――――――――
福岡の方なんですね。
わたしは、高校の途中まで福岡に住んでいました。
とても懐かしいです。
今の福岡のこと、色々と教えてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――

失敗した。
私は思った。
妻が、10代の途中まで九州に住んでいたことは知っていた。
父親の転勤で、妻は九州で生まれ育っている。
私は九州は、1回ハウステンボスに行っただけだ。
九州についての知識は、ほとんど無い。
私に、九州ネタを振られたら、ウソがばれてしまう。

妻―――――――――――――――――――――――――――――――
えらいなつかしいです。
西鉄電車、西鉄バスに乗って学校に行ってました。
うまかっちゃん、まだありますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

え?
いきなり、九州ネタだ。
にしてつバスって、なんか特徴あるのか?
困った。
うまかっちゃん…って、何だ?
お店?地名?建物?それとも遊園地?
「まだありますか?」だから、芸能人じゃないよな?
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