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わたしの課外授業
第1章 生徒面談
 わたしはとある学園の教師。教師になって10年、今年で33歳。夫も別の学校で教師をしている。

 今年度、わたしは中学男子部3年生の担任。今週から先日実施された定期テストの成績を踏まえた『生徒面談』が始まっている。放課後の時間を利用して、30人学級なので10日間で30人の生徒と面談する。今日のトップバッターはKクン。

 「じゃ、面談始めますね。Kクンは…ちょっと成績下がっちゃったかな」
 「すみません…」

 Kクンはきまり悪そうに俯いている。

 「別に謝らなくてもいいのよ。ガタッと落ちてるわけでもないし。でも、一学期の成績をキープしていけたら希望してる高校の推薦入学もとれるから、頑張りどころかな…って。なにか困ってることとかある? ありがちなのは、性欲処理がうまくいってないとか…」
 「そうですね…」
 「保護者面談でおかあさんとおはなししたときは、だいたい一日おきにはおかあさんとセックスしてるっていうことだったけど」
 「最近、気分が乗らないっていうか…」
 「あら、射精してないってこと?」
 「おかあさんはちゃんと相手をしてくれていてボクも射精はしてるんですけど…。なんか、思いきりスッキリしてないっていうか…」
 「なにか心当たりはある?」
 「ママ…最近、隣の家のおじさんにもお〇んこ使わせてるんですよね…」
 「なんだ…お隣同士で…ってよくあることじゃない? おかあさんだってKクンとばっかりしてるとマンネリになっちゃうから…って考えてのことじゃないかしら」
 「ボクもときどき女子部の子としたりしてるからお互い様なんだけど、やっぱりママじゃないとなんか燃えないっていうか、気持ちがいまいち乗らなくて。先生とだったらすごく燃えるんだけど、月に1回しか順番回ってこないじゃないですか」

 Kクンは水泳部に所属していて、クラスの生徒たちの中でも体力も技量も優れているから、有体に言えばわたしの『お気に入り』の一人。プールで泳いでいるKクンに熱い視線を送る同僚の先生も多い。今年はわたしが担任になって羨ましがられてもいた。推薦入試に合格して早めに受験勉強から解放されたら、月に1回と言わず楽しめると思っていたところ。

 「うーん…そっかぁ。おかあさんが、その『隣のおじさん』とヤッてるときってどんな感じ?」
 「直接見たわけじゃないけど、マジイキしてるんじゃないかなぁ…」
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