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わたしの昼下がり
第4章 開く
 口は口なのに、わざわざ『上の口』などと言われて、口も性器であることを意識させられました。わたしの『下の口』がズキンと疼きました。△井も腰を前後に振り始めました。ジュポ、ジュポとはしたない音がして思わず唇をゆるめると、今度は、口の中に溜まっている涎がダラダラと流れてきました。

 「咥えてる奥さんの顔、素敵ですよ。とても綺麗だ。フェラ、お上手ですね。美味そうにしゃぶってくださる」
 
 はしたない行為をしている自分の顔を見られていること、それだけでなく、肉棒に施している性戯を褒められて、口淫…フェラチオに夢中になっていたことがたまらなく恥ずかしく思いました。夫ではない男の肉棒を美味そうに咥えている顔…。

 「ご主人が羨ましいですよ」

 そして、△井は、わざわざ『ご主人』などと言い添えて、わたしが『浮気まんこ』していることを意識させるのでした。

 「さて…。今日もリビングでよろしいんですか? わたしは一向に構いませんよ」
 「今日は、こちらで…」

 リビングは玄関に筒抜けになっています。わたしは寝室として使っている部屋に△井を案内しました。カーテンを閉めて薄暗くなっています。わたしは押し入れから布団を出して部屋に敷きました。

 「うれしいですね。ご主人とはいつもこちらで営まれてるんでしょう?」

 薄暗い部屋で△井と抱き合ってキスをしました。

 「奥さんとヤリたかった…」
 
 △井がわたしのパンティを脱がせるとからだを重ねてきます。

 (わたしもです…)

 心の中で応じながらわたしはなんのためらいもなく自然に大きく股を開いていました。自分でも意外なほどです…。雨脚が強まってきたようでザーザーという音が聞こえてきます。△井が入ってきました…。この2週間、狂おしい程に待ち望んでいたこの男の肉の棒…。

 「あぁっ…」

 …気が付くと△井がたばこをふかしていました。

 「今日もありがとうございました。またお邪魔してよろしいですか…」

 (今度はいつ…2週間なんて我慢できない…)

 どう伝えようかと思案していると、△井の方から切り出してくれました。

 「実は、おかげさまで成績も好調なものですから、しばらく割と自由に動けますのでね。明日だったら朝からお邪魔できますよ」

 わたしはすぐに頷いていました。
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