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わたしの昼下がり
第17章 姿見の前で
 事を終えた△井がいつものようにたばこをふかしている。まだ汗の引かない身体のまま、ゆっくりと煙を吐き出している。さっきまでの激しさの余韻に浸っているように。

 わたしもからだを起こす。太腿の内側にぬるりとした感触が残っているのがわかる。白いシーツは、さっきまでの行為を否定しようのないようにぐしゃぐしゃに乱れている。

 △井が灰皿でたばこをもみ消すと、部屋の隅に置いてある姿見を布団の端に動かす。鏡の角度を変えて塩梅を整えている。

 わたしにモノをしゃぶらせて、その様子を映すつもりなのだろう。

 「自分の眼で見るのももちろんいいんですが、どういう訳か鏡越しに見るのもまたオツなものなんですよね。不思議なものでね」

 不思議なのはわたしにしてもそう。鏡の中の自分と目が合う。△井のモノを咥えているのは確かにこのわたし。でも、鏡に映っていると他人のよう。そして、たまらなく恥ずかしい。

 「そうそう、その貌、その表情。横目で、眉を寄せて、どこか恨みがましいような。たまらない…」

 そう言って、△井は両手でわたしの頭を固定すると、腰を振る。容赦なく喉の奥に付き査察△井の一物。

 「んご!…んご!…んご!…んご!…」
 「ああ、いい声だ…ほら、もっと…」
 「んごぉ!…んっごっ!…んごっ!…んごぉっ!…」

 からだの蛇口を全部開け放たれたように、涙も涎も、鼻水までもとめどなく溢れてくる。

 「ぐぼっ!…ぶごっ!…」

 舌の付け根を肉棒で押さえつけられてわたしは激しくえずく。口を離して逃げ出すことなど許さないとでもいうように、△井の手のひらが頭の後ろに回される。

 「ふふっ…我慢、我慢…」

 わたしに言っているのか、簡単には射精すまいと自分に言い聞かせているのか。

 「いつもお使いなんでしょう? この姿見。見るたびに思い出してくださいね、浮気マンコのこと」

 △井がわたしの口から肉棒を抜き去ると、布団の上に仰向けになる。
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