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男の妄想エッセイ
第1章 谷間の眺め
暖かくなると人々の装いも変化する。
厚手のコートやらジャケットやらセーターから薄着へと変わる。女性のファッションも然りだ。

仕事着とプライベート、さらにフォーマルな場であっても基本的に変わり映えのしない男どものコーディネートとは異なり、女性のドレスコードはフォーマルなほど肌の露出が増していく。

アメリカのセレブたちが集うアカデミー賞の授賞式をご覧になったことがあるだろう。豪華でセクシーなドレスを身に纏った女優たちは惜しげもなく肌を晒し、笑顔と色香を振り撒いている。

さて、庶民の我々としては、街行く女性たちの薄着になった姿に季節の変化と実感するとともに、見たいけれどジイっと見てはいけないというジレンマが増えていく時期でもある。

コートを脱ぎ、マフラーを外した女性たちの、友人や同僚の彼女らのブラウスやシャツの胸元から覗くデコルテ、胸元の肌や鎖骨やらが悩ましくチラ見えしても、ジイっと見てはいけないのだ。

女性たちは男が考えている以上に見られている感覚に敏感だ。たとえ後ろからであってもその感覚はわかるらしい。だから、である。

ランチに誘った同僚の女性がレストランのテーブルを挟んで正面に座り、

「今日も忙しいですね。そういえばこの前の連休はどこかへ行きましたか?」

などと話かけながら、少し前屈みになったシャツブラウスの胸元から、胸の谷間が……あとちょっとで見えそうになったとしても、

「近場で済ませたよ。○○さんは?」

という感じで、さりげない風を装いつつ、さりげなく視線をそこへ流すぐらいで我慢する。それが大人の男である。

しかしながら、ここが難しいところだが、女性たちは見られることに必ずしも嫌悪を抱くわけではない。相手やシチュエーションによるから、

「今見てたでしょ」

となじられたとしても、

「ああ。君が欲しくなった」

みたいな展開が成立するケースも稀に存在する。まあとにかく、セクハラであると思われないように、男性諸氏は十分に注意していただきたい。

・まとめ
 谷間の眺めは悩ましくも危険なもの。そこに存在するのを意識しつつも視線を留めてはいけない

「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
フリードリヒ・ニーチェ
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