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愛の笛
第7章 葉子と上司

深い闇の中に吸い込まれてゆく。

このまま闇の中にドップリと堕ちてゆきたい…
そんな意識を再び呼び起こしたのは体にのし掛かる重みだった。

ほんの一瞬の気絶。
それを覚醒させたのは局長が覆い被さり全体重を葉子に預けてきたからだ。
フンッフンッ!と無酸素運動をしながら葉子の体は局長の体の動きで揺さぶられる。

やがて酸素を求めて局長の口からハアハアと生臭い呼吸が葉子の顔に容赦なく浴びせかけられる。
ヘビースモーカーのヤニ臭い息が葉子を現実に押し戻させた。

「くぅぅ!たまらん!逝くっ!!」

局長が断末魔の呻き声を上げた瞬間、
葉子の女性自身の中が熱くなった。

『中だしされた?』

夢見心地の意識から一気に現実に押し戻される。

満足した男のアレは急激に萎んで葉子の膣から逃げてゆく。
ぽっかり開いた膣口に男の置き土産の精液がトロリと名残惜しそうに流れ出た。

『気持ち悪い…』

膣に力を込めて締めると精液は後からどんどん会陰に向かって流れ出す。
腕立て伏せ状態だった男がモソモソと動き出す。
汚してしまった葉子の局部をティッシュで処理をしてくれるのかと思いきや、萎んだ情けないペニスを葉子の口の中にねじ込む。

「お掃除フェラぐらいしろよ
こんな臭い匂いをさせて部署に戻れんだろう」

「局長…私の中に射精したのね」

妊娠したらどうしてくれるんですか!と
最大限の怒りを込めて男を睨み付けた。

「ん?妊娠するかもしれないか?
産みたきゃ認知してやるし、堕ろしたければ費用は出してやる
それで何の問題もないだろ?」

この時になって、自分のことを「優秀な部下だ」とか「俺の後釜はお前だ」とチヤホヤしていたのも性の道具として重宝するためだったのかと戯れ言を真に受けて有頂天になっていた自分が情けなくなった。

ふと、脳裏に草薙の顔が浮かんだ。
世にも希(まれ)な自由人…
海外ボランティアとして開発途上国のために尽力する素晴らしさをキラキラした目で語り、自分の為(な)すことを根幹に持って人生を謳歌するたくましい男…
そんな彼こそが葉子が追い求める男なのではないかと気づいた。

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