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巫女は鬼の甘檻に囚われる
第13章 蛇との取り引き

「誓いを立てなさい。わたしを必ず、人界に……都へ、戻すと」

「ああ……いいぜ?誓おう。取り引き成立だ」

 大蛇の声が低く響き、瞬間、一匹、また二匹と蛇が増える。

 銀色の鱗が光り、ヌルリと着物の中へ潜り込む。

 冷たく滑る感触が巫女の肌を這うと、彼女の身体がビクンと震え、恐怖と嫌悪が胸を締め付けた。

「長い時間はかけないさ。鬼王が戻るまでに終わらせる。でなきゃ俺の首が飛ぶんでね」

 大蛇はうつ伏せの巫女をひっくり返し、着物を乱暴に乱していく。

「…っ…あー、なんだコレ、すごい痕(アト)だな」

「く、ぅ…//」

「身体中吸い付かれて真っ赤に充血している……!いったい何したら、あの鬼王に、こんな独占欲むき出しに襲われるんだよ」

 そして露にされていく柔肌に、びっしりと刻まれた赤い痕を目にした大蛇が、興味しんしんで揶揄う。

 その視線を遮りたくて胸の前で腕を組むと、一匹の蛇が彼女の両腕に絡みつき、頭の上で強く拘束した。ヌルリとした感触が腕を締め、彼女の動きを封じる。

「んじゃあ…まずは妖気を注いで……ん? どうした? 唇を噛み締めて」

 大蛇の声は嘲るように響く。

 巫女は口付けを拒んで唇を固く閉じ、目を閉じていた。

 大蛇は低く笑い、そんな彼女の顔に息を吹きかけた。

「強情だな……なら別の口から注いでやるけど、いいのか?」

 グッ......!

 そう言った彼は巫女の脚を割り、大きく開かせた。

「…ッッ」

 身体が硬直し、悲鳴が出そうになるのを必死にこらえる。

 着物の裾がめくれ上がり、薄暗い光に、赤い痕を刻まれた白い太ももが露わに……

 すると大蛇の赤い目が、彼女の肌を貪るように見つめた。



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