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午後四時までの性隷
第4章 ひとつ増えた日課
興味はあっても、どうしたらいいかわからないし誰にも言えないので、妄想だけが膨らみます。

してみたくても怖かったり…。

でも、あやめさんの緊縛グラビアを見て、私もこんなことが本当はしたかったんだって気づきました。

だからこうしてひとり遊びをするのです。

縛り方を覚えてからは、ほぼ毎日しています。

ただ、用事で家を開けることがあるときは我慢します。

時間がそれを許してくれません。

できなかった翌日は、より長い時間オナニーに耽ります。

いつかあやめさんのようにされてみたい、と願いながら…。

そんな願いは夫には言えません。

変態扱いされたくありませんから。

だとしても、願望は叶えてみたい…。

現実と妄想の狭間で、私は身動きが取れないでいました。

そこから抜け出すには自分自身の決断しかないことも、わかっています。

だからなのでしょうね、私はゴシップ誌の裏表紙にある、伝言掲示板の広告に目を向けずにはいられなくなっていました。
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