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色魔に。美少女から美女からの献身。ありえない男女の関係性。
第2章 テレクラ
 テレクラは出会い系とはちがい、いきなり直接相手と電話で会話ができる。何度もサイト内でのやりとりをして逢えませんでした。その手間がない。男性は有料だが女性は無料。テレクラに男が行く。理由はそれぞれだが出会いを求める女性が店に電話をかける。店にいる客に店員が順番に取り次ぐ。客がひとりしかいなければ、女性からの電話は独り占めだ。テレクラはシンプルだった。今の時代ではかんがえれないが、ともだちより早くエッチがしたいという女子中校正。カレシとのエッチは痛いだけで気もちよくない、だから教えてください。旦那とレスなのでセックスがしたいという人妻がラブホテルに赤ちゃんを連れてくる。金銭のやりとりはなく、そんな女たちが電話をかけてきた。しかしダイヤルQ2や携帯でもネットが利用できるようになると出会い系や援助交際などが流行り、男女の出会いは金銭ありきになった。前田は金銭ありきでの出会い系など興味を持てなくなった。どんな女かわからないのに逢えるかどうかわからないのに無駄なやりとりをする。風俗に行けば写真で選んでその娘を抱けるのだ。

 時計を見た。退出時間まで、あと十五分。思ったより電話はかかってくるが皆金銭目的だったが来て失敗だったなとは思わない。いい時間つぶしができた。店をでようとしたら電話が鳴った。これで最後だ。

 「もしもし」相手は無言だ。「もしもし、こっちはオジサンだけどいいかな」
 「地元の人ですか」ひさしぶりの感覚だ。この娘は未成年だと察知した。しかし今から逢う交渉をしてもなにもはじまらない。なので正直にいった。ここは出張で来てたんだと。「今日は、こっちに泊まるんですか」

 一瞬迷ったが、逢う気はない。逢えるかどうかわからないではない。これ以上話をするのは無駄だ。しかし二十年前の感覚、この娘はあたりだ。葛藤する。そのタイミングで部屋の内線のコールが鳴る。

 「ゴメン。ちょっとだけ待って」前田は受話器を通話口を塞いで内線にでる。
 「あと五分でお時間ですが延長しますか。」
 「30分延長で」
 「延長は一時間からですけど」
 「じゃあ、それで」壁にかかった内線の受話器を置いた。塞いでいた受話器を耳にあて、もしもしという。切られていたら滑稽だが。「もしもし、ゴメン時間切れだったけど延長した」というと。
 「よかった。もうちょっとお話したかったんです」
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