この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
火照るあなたの横にある小説
第1章 明かりのむこうに
【背中で読む詩】

小さな書店の、詩集コーナーの奥。
灯は、その日も静かに本を並べていた。指先で撫でるように背表紙を揃え、肩越しに誰かの視線を感じる。

振り返ると、そこに澪がいた。
淡い色のブラウス、風に遊ばれた髪。数日前に一度見かけただけのはずなのに、不思議と記憶に残っていた。

「また来てしまいました」
その一言が、さざ波のように胸の奥をくすぐる。

灯は微笑む。無言のまま本棚の隙間を指差すと、澪は黙ってその前に腰をおろした。
詩のページをめくる音が、ふたりの空間をやさしく満たしていく。
/26ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ