この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
火照りが引かないあなたに
第2章 午後の課外授業
「ごめんなさい、今日は娘が急に部活で遅くなるみたいで…」

チャイムを鳴らしてすぐ、出てきたのは生徒ではなく、母親のその人だった。
ぴったりと身体のラインに沿ったニットワンピース。胸元の柔らかな曲線が視界にこぼれる。
俺は思わず目を逸らした。

「せっかく来てもらったのに申し訳ないわね。でも、お茶くらいは出させて」
彼女は悪びれた様子もなく微笑む。大人の、どこか艶のある笑顔だった。

リビングに通され、温かい紅茶を差し出された俺は、ソファにちょこんと腰を下ろした。心なしか、少し体が固い。
この家に来るのはもう何度目かだが、娘さんが不在で、二人きりは初めてだ。

彼女は俺の正面に座ると、脚を組み、視線をじっと絡めてくる。
「大学生活、どう? 楽しい?」
「…まあ、それなりに」
「彼女とか、いるのかしら」
「い、いません…」

返した瞬間、彼女の視線がほんの少し、鋭くなった気がした。

「そう…じゃあ、まだ誰のことも…教えてないのね、そういうこと」
その声が低く、甘く、皮膚に忍び込んでくる。
まるで、俺の奥の未経験を嗅ぎ取ったかのように。

ふと、彼女が立ち上がり、俺の隣に腰を下ろした。
その距離、指が触れればすぐの場所。
「男の子って、経験ないと…色々、我慢してるでしょ?」
「……っ」
言葉が出ない。
心臓が高鳴る。視線を逸らせば、彼女の胸元に流れる谷間。肌の色がやけに眩しくて、息が詰まりそうだった。

「見ていいのよ。可愛い」
耳元で囁かれ、次の瞬間、手のひらが俺の太腿にすべる。
服越しでも指先の温度がわかる。
逃げなきゃいけない。けど、体は言うことをきかない。

「大丈夫、怖くない。優しくするから」
まるで教師が生徒を導くような声だった。
そして、彼女の指が俺のシャツのボタンを外していく。胸元をなぞられるたび、息が浅くなる。

「ここ、初めて触られるんでしょう? ほら…感じるでしょう?」

彼女の唇が俺の首筋に触れた瞬間、甘い震えが背中を駆け抜けた。
未知の快楽に、体が勝手に応えていく。
視界が霞んで、呼吸が熱に溶けていく。

彼女の指が、俺を男に変えていくそのとき、理性はもう、どこにもなかった――。

続く
/24ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ