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火照りが引かないあなたに
第3章 午後の課外授業・続

彼女の指先が、俺の腹筋をなぞりながら、ゆっくりと下腹部へと降りていく。
柔らかく、でも確かな意思を持った動きだった。
「緊張してるの、わかるわ。でも…可愛い」
低く甘い声が、鼓膜を溶かす。
彼女の唇が首筋から鎖骨へ、まるで舌先で文字を書くように這いながら下りてくる。
俺の呼吸はどんどん浅くなっていった。
身体が勝手に反応してしまうのが恥ずかしくて、目を閉じた。
けれど――
「ねえ、ちゃんと見て。初めての相手なんでしょ? 忘れられないように、教えてあげる」
彼女の手が、とうとう俺の中心に触れる。
布越しに確かめるように指を滑らせ、その熱を感じ取ると、唇がわずかに笑った。
「すごい…こんなに、硬くなってる」
「……っ、あ…」
声が漏れた。
恥ずかしさと快感が混ざり合って、頭の中がじんじんする。
やがてズボンの前がゆっくりと緩められ、下着ごと引き下ろされた。
彼女の指が直接俺に触れたとき、背筋が跳ねるように震えた。
「……ふふ、きれいね。若いって、こんなに熱いのね」
そのまま、彼女は身を屈め、唇を添える。
熱と湿度が、敏感な先端を包み込んだ。
舌がゆっくりと螺旋を描くように動くたび、全身の神経がそこに集まる。
何かがこみ上げそうになり、喉の奥が震えた。
「ダメ…っ、そんなの……ッ」
彼女は顔を上げ、濡れた唇で俺の口を塞いだ。
「我慢しなくていい。あなたの全部、私が初めてにしてあげる」
気がつけば、彼女はワンピースの裾を持ち上げていた。
下着のラインすら見えない腰回りが、すべてを語っていた。
「この中に入れてごらんなさい。大丈夫、あなたの形で受け止めてあげる」
脚の間に誘われるまま、俺は導かれるように身を滑らせた。
ぬかるんだ熱に包まれた瞬間、理性は音を立てて崩れた。
きつく、でも温かくて、柔らかい。
彼女の身体が俺を咥え込むたび、息が合わさり、体が溶けていく。
「もっと、腰を動かして…そう、奥まで…ああっ…そこ…!」
俺は夢中で彼女にしがみつき、ただ、ひたすら求めた。
自分の内側にあった何かが、彼女の中で溢れ、浸されていく。
それは、ただの快楽ではなかった。
抗えない背徳。
奪われることで得る、初めての甘美な喪失。
その午後、俺は男になった――。
完
柔らかく、でも確かな意思を持った動きだった。
「緊張してるの、わかるわ。でも…可愛い」
低く甘い声が、鼓膜を溶かす。
彼女の唇が首筋から鎖骨へ、まるで舌先で文字を書くように這いながら下りてくる。
俺の呼吸はどんどん浅くなっていった。
身体が勝手に反応してしまうのが恥ずかしくて、目を閉じた。
けれど――
「ねえ、ちゃんと見て。初めての相手なんでしょ? 忘れられないように、教えてあげる」
彼女の手が、とうとう俺の中心に触れる。
布越しに確かめるように指を滑らせ、その熱を感じ取ると、唇がわずかに笑った。
「すごい…こんなに、硬くなってる」
「……っ、あ…」
声が漏れた。
恥ずかしさと快感が混ざり合って、頭の中がじんじんする。
やがてズボンの前がゆっくりと緩められ、下着ごと引き下ろされた。
彼女の指が直接俺に触れたとき、背筋が跳ねるように震えた。
「……ふふ、きれいね。若いって、こんなに熱いのね」
そのまま、彼女は身を屈め、唇を添える。
熱と湿度が、敏感な先端を包み込んだ。
舌がゆっくりと螺旋を描くように動くたび、全身の神経がそこに集まる。
何かがこみ上げそうになり、喉の奥が震えた。
「ダメ…っ、そんなの……ッ」
彼女は顔を上げ、濡れた唇で俺の口を塞いだ。
「我慢しなくていい。あなたの全部、私が初めてにしてあげる」
気がつけば、彼女はワンピースの裾を持ち上げていた。
下着のラインすら見えない腰回りが、すべてを語っていた。
「この中に入れてごらんなさい。大丈夫、あなたの形で受け止めてあげる」
脚の間に誘われるまま、俺は導かれるように身を滑らせた。
ぬかるんだ熱に包まれた瞬間、理性は音を立てて崩れた。
きつく、でも温かくて、柔らかい。
彼女の身体が俺を咥え込むたび、息が合わさり、体が溶けていく。
「もっと、腰を動かして…そう、奥まで…ああっ…そこ…!」
俺は夢中で彼女にしがみつき、ただ、ひたすら求めた。
自分の内側にあった何かが、彼女の中で溢れ、浸されていく。
それは、ただの快楽ではなかった。
抗えない背徳。
奪われることで得る、初めての甘美な喪失。
その午後、俺は男になった――。
完

