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大きなクリの木の下で
第3章 同窓生の美代子

「ふ~ん…やっぱり静香がいいんだ~」
「いや、だから雨宮さんとはそんな関係じゃないんだってば」
「じゃあ、私と付き合うのに何の支障もないわよね?」
「ま、まあ…そうなんだけど…」
美代子から言い寄ってきたとはいえ、
ペニスをおっ立てて挿入してしまい、おまけに中だしまでしてしまって、今さら本命は静香ですなんて言えなかった。
「男でしょ!煮えきらないわね!」
美代子に一喝されて「わかりました、お付き合いしてください」と聞こえるか聞こえないかというほどの小声で交際を了承した。
「ありがとう、あなたの気持ちがわかって満足だわ
遅くさせてしまったわね、送るわ」
付き合いたいと言っておきながら、
情事が終われば、即、帰るものなのかな?
これが恋愛ってやつなのかな?
帰りの車中でも会話らしき会話もなかった。
恋愛ベタの竹本は女を笑わせるネタも持ち合わせていなくて、
無言のまま家に送り返された。
竹本を降ろすと
美代子は近くのネットカフェに飛び込んだ。
ブース番号の書かれた札(ふだ)を受けとると、
ブースには立ち寄らずにそのままトイレに駆け込んだ。
パンティーを降ろすと、股間の部分に膣内に残っていたザーメンが垂れてきていて、べっちょりと汚れている。
『汚い!汚い!汚い!汚い!!』
美代子はパンティーを脱ぎ捨てて、汚物入れのボックスに下着を投げ込んだ。
そしてビデを使ってこれでもかと女性器を洗った。
強めの水流にして、指でおまんこを押し広げ、奥の方まで流した。
指を突っ込んで、その指を抜いてクンクンと匂いを嗅いで、男の痕跡が無くなったのを確認すると、ようやく落ち着いた。
久しぶりに男に抱かれて、行為の途中で何度も吐き気に襲われた。
あえぐ演技も苦悶の表情を浮かべたことで迫真の演技になったに違いない。
『早く静香に清めてもらわなきゃ…』
そして静香を逝かせた後に「私さぁ、竹本くんと付き合うことになったの」と宣言して、静香の根底から竹本を諦めさせてやろうと思った。

