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大きなクリの木の下で
第4章 文豪 中岡清史郎

「ちょっと待ってよ
週明けの月曜の夜よ。こんな時間から抱き合うなんて無理だわ」
「何を倦怠期の奥さまみたいな事を言ってんのよ
いい?若い時間なんて限りがあるんだからね
一瞬、一瞬が大事なの
愛したいと思った時に愛さないでどうするのよ」
さあ、あなたもパジャマなんて脱ぎ捨てて裸になりなさいよと
慣れた手付きで静香のパジャマを脱がせてゆく。
夜のひんやりとした部屋の空気で露にされた乳首がピンと勃起してしまう。
「なんだかんだ言いながら感じてるクセに」
寒くて勃起した乳首をみて、愛撫を待ちわびているのだと勘違いした美代子の指が勃起した乳首を摘まむ。
「ね、金曜の夜、あなたに抱かれたことは事故だと思って忘れるから、もうこういうことはヤメにしない?」
「何よ!あんたを喜ばそうと思って、せっかくおもちゃを持ってきたんだから!」
ゴソゴソと担いできたDパックの中から長方形の箱を取り出した。
「真面目なあんただから、こういうの使ったことがないでしょ?」
箱の中から取り出したのは
黒光りするディルドだった。
初心な女子高生でもないから静香だってそのようなモノが存在することは知っていた。
でも、実物を目の当たりにするのはこれが初めてだった。

