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大きなクリの木の下で
第4章 文豪 中岡清史郎

「さあさ、君を気持ち良くしてやろう」

そっと股間の奥へ右手を伸ばし触ってくる。
その微妙なタッチに一瞬ビクッと身体を震わせてしまい、腰が勝手にクネクネと動いてしまう。

「あっ…そ、そこは…」

続きの言葉が出てこない。
静香の言葉と態度に、今、触っているところが性感帯なのだなと中岡は確信した。

クリトリスを攻めると、静香はちんぽを握らされていた手の動きが止まり、ついには諦めたかのようにぐったりとして腕も足も脱力させてソファーの上に大の字になっていた。

中岡は静香のしなやかな体を見下ろしながら、ゆっくりと和装の帯を解いてゆく。

しなやかは衣ずれの音。
日本人特有の感性で、その衣ずれの音は官能の扉を開いてゆく。
やがて、全裸になった中岡を、ソファに横たわりぼんやりと眺めていた。

初老の弛(たる)んだ肉体。
陰毛には白いものが混じってはいるものの
その陰毛に飾られた下からはまるで青年のような猛々しい肉棒がいきり立っていた。

「今、猛烈にお前が欲しくてたまらんのだよ」

そう言うと中岡は、静香の体に覆い被さってきて、彼女の足を広げさせ股間に再び手をやり再度クリトリスを刺激し肉ヒダを洗う様に上下に擦り始めた。
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