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レッスンの仕方が間違っている!
第3章 2次審査当日
「今日は帰ります。」

 功は鈴木のマンションの玄関で靴を履き終えた。

「あっれぇ~珍しいねぇ。今日は夜更かししてかないのぉ??パパ寂しぃなあ。」
「今日は村上さんが居ますから。2人の邪魔したいとは思わないので。」

 功は棒読みの敬語を流暢に話す。
 極めつけはエセ・スマイル。

「おやおや、ちょっと語弊がありますよ?」

 奥から赤ワインを片手に、作曲家の村上 楓が出てくる。

「あぁ村上さん、酔いが醒めたんですか。あまり飲みすぎないで下さいね。それではお休みなさい。」

 何故か村上に対しては敬意を払って敬語を使っているのがわかる。
 勢いよくドアが閉まる。

「ガチャンッ」

 静まり返る部屋。

『……っあはははははは!!!!』

 2人して、張りつめていた糸が切れたように笑い出す。

「予想通りですね。」
「ん~まぁそうだねぇっ、なかなか清々しいよ。多分も~ここには来ないよ。パパ寂しいなぁ……フフフッ」

 村上は溜め息をついて、母親のように男を諭す。

「何言ってるんですか~っいい加減、子離れしなくちゃ!」
「……」

 鈴木は感慨深そうに口をつけたと思ったら、グラスを傾けて一気に飲み干す。
 そしてグラスを置いて、熱い息を吐く。

「ッカァーーーッ僕も、もぅ寝よぅ。」

 鈴木は顔が赤い。
 そして眠そうだ。

「そうですね。ここ、ソファー借りますよ?鈴木さん、アナタのベッドはあっちですよ。」
「ん~~~……」
「だから、ここはソ……」

 鈴木がヨタヨタもたれかかってくる。

「ドサッ」

 何ッ……

「ちょ!?」

 ソファーの上で下敷きにされながら、鈴木の顔を確認した。

「......zzzZZ」
「この人は……」
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