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第13章 Kiss

艶をおびた真紅の唇を見ると…

女であることを思い出す？

私たちの起源は
強姦された女子が死体を埋められ大地が吸収すると

生まれてしまった


研究者や仲間に言われた。

「この大地を命をかけて護るのが任務なんだよ」と


--◇--

唇の真紅を舐めとりたい…
目の前の彼にモンスターと、兵器と思われたくない

「血を使うなんて卑怯よ…」

正直にするしかない

彼の唇がほしい
やっぱり言えない…息苦しさで呼吸も乱れてゆく